ネットゲーム初体験 ディルムンをやってみた
人生初のMMO体験!
ネットゲームとは?
ブロードバンドが普及した今日 ネットゲームが熱い。経験された方もいらっしゃるかとは思うが ネットゲームというのは インターネットに繋がったパソコンでネットゲームを実行すると ゲームサーバーというのに接続し 他の全く知らないプレーヤーと ゲームの世界の中で一緒に冒険ができるというものだ。要は 同じ時に接続している他のプレーヤーのキャラクタがゲーム画面内を動き回って 一緒に敵をやっつけたり アイテムを交換したり チャットという筆談みたいに文字でやりとりしながら 話したりできるのだ。 私の環境は未だISDNなので 実際躊躇していたのだが 何だかとても話題になっているようなので とりあえずやってみるかと 無料体験してみた。(無料体験好きな私 ^^;) DOWNLOAD ASCII(※2006/09追記 現在はシーサーダウンロードと言うサイトになっています。)でいろいろ物色してみる。 2週間の無料体験ができるというゲームがあったので試してみることに。それがディルムンだった。
未知の世界への扉
サイトで内容を確認してみる。なになに「古代文明への扉は今開かれた・・・」なんか面白そう。ちょっと期待してダウンロードし インストール。うちはISDNなので ダウンロードに時間がかかるためこの作業は1晩かかる。その間に仮眠。 明け方に起きて 期待しながらゲーム起動! うぁ〜なんか綺麗!水みたいな扉が画面中央で動いてる。 でも・・・よく考えたら 私はほとんどゲームなんてしない。テレビゲーム機も1台も持ってない。話題のタイトルが何かすら知らない。 そんなゲーム音痴な私が フル3Dのパソコンゲームなんて 結構カルチャーショック受けるのも仕方ないかも。恥ずかしながら。 まずプレイする自分のキャラクタを作成する。キャラクタは何体か作れるみたいだ。ネットストーカーにあったら嫌だし と 思いながらも 初めてのネットゲームで男のフリするのも何だしとりあえずは女キャラで行こう。
まずはビギナーズゾーンという初心者用のエリアへ。明け方だけあって さすがに誰もいない。まだネットゲームの実感がない。 あっ誰かいる!と思って 話かけられるの嫌だから(なら なぜネットゲームをやるのだ>私) 遠巻きに眺めていた。 一向にその場所から動く気配がない。ゲームとしても何をしていいのかわからずに うろうろし 一向に前へ進まないので 勇気を出してそのキャラクターをクリックしてみた。すると返答が!・・・・そのキャラはNPC(ノンプレイヤーキャラ=要はゲーム内で 勝手にしゃべってくれるキャラクターのこと。普通のゲームにでてくるキャラクターと同じ)だった。 ネットゲームにNPCがいるなんて思ってなかった私は 小1時間ほど 話しかけられずにびくびくしていたのに・・・。 気を取り直し せっせと戦闘しレベルをあげ 武器ももらい いざ村へワープ!すると今度は 何人か人がいる。 あ しゃべってる。ホントに人がいるんだ。わぁ〜動いてる!綺麗な服を着てる人もいる。なんか強そう。 話しかけられないように 人目を避け こそこそと海岸近くで狩りをしていると 明らかに大学生風の(キャラの見た目ではなく 話し方でそう判断した)男キャラが「おはよう」と言って来た。「やばい」と思いながらも 無視するわけにもいかず「おはようございます」と返す。 なんかこの返事で 向こうは私を自分より年下だと思ったようだ。同じ様な格好をしているところから見て 同じ頃に始めた人のようだ。 でも ビギナーズゾーンでは見かけなかったが・・・。上手くあしらってさっさと逃げる。あ〜こういうの本当に苦手なんだよなぁ。 村に戻ってみると 男キャラの団体が こっちをみて「女だ!」とか言ってる。ネトゲおたと友達になる気はないので 逃げると 後ろから「あれはきっと男だなw」との声が。要は ネカマ(=ネットのオカマの意味)だといいたいらしい。 普通の女は「女だ!」とか言って近づいてくる男団体からは逃げるっつーの。そんなこともわからんのかと思いつつ 分からないから ネトゲおたになるんかなぁと変に納得する。やっぱり 女キャラはまずい。やりにくすぎる。女キャラだというだけで 男は勝手に 可愛い女子高生や女子大生を想像して 話しかけてくるのだ。期待に応えられないこちらとしては迷惑千万。 ということで 新たに男キャラを作り再度出直すことにした。
ディルムンの世界での一コマ
チャットって難しい・・・
男キャラの見た目が 非常に親父っぽいので名前を「yaji」に決定。要領も分かってきたので レベル上げも早い。 男キャラだと話しかけられることが 本当にない!大勢の人がいる中をうろうろしても 突っ立てても誰も見向きもしやしない(笑)。 装備などは レベルが上がらないと着られないものも多く 初心者が装備できるものは限られている。必然的に初心者かどうかは 一目瞭然となるので 使い方とかの説明を求められることもない。平和な時間が過ぎていたが 何だか レベル上げの繰り返しで 早くも飽きてきていた。とりあえず 色んな場所をまわってみるか〜と 自分のレベルも考えず 強い敵のいる未体験ゾーンへの 遠出を決意。橋を渡ったり 洞窟に入ったりと 逃げまどいながら一通り見て 何度も死んでを繰り返していた。 死んでも 村から再スタートで 経験値が減るリスクもなかったし アイテムなんぞは そもそも高価なものを持っていないので なくなりようがなかったため ゲーム内で死亡することは村へのワープと等しかった。 そう思いつつプレイしていても やはり 敵に囲まれるのは結構怖い(笑)。強い敵と弱い敵のコンビに挟み撃ちにされ あわや 死ぬ!というときに 強そうな装備を着て きらきら光ったお姉さん方が 瀕死の私を魔法で癒してくれ 敵までやっつけてくれた。 そのおかげで 弱い敵の方を倒すことができ ちょうどその瞬間に私のレベルが上がったのだ。すると そのお姉さん方が 「おめでと〜」と拍手や投げキッスしてくれたのだ。拍手?!投げキッスまで!と 驚く私に (キャラクターがそういう動きをすることができるとは全く思っていなかったため驚いたわけです)矢継ぎ早に質問責め。 「レベルいくつになったの?」「いつからやってるの?」2人がかりでそんなに早く言われても 私はブラインドタッチできないんだい! チャットというのは 会話のテンポが非常に早く 質問されたことに答えを入力しているうちに 別の質問や会話がとんできたりするので 生真面目に それら複数の質問を一度で答えられるよう言葉を考えて 入力しかけていた言葉を打ち直して再入力していたのでは 完全に遅い。 私のチャット経験は 先の「おはようございます」だけだったのだ!いきなり実戦上に放り出されたようなものだ。 その時の私はまだ チャットの空気というものを 全然捉えられていなかった。 お姉さん方は 私がいくら質問しても無視する奴と取られたようで 立ち去ろうとした。 その時 無力に ようやく発した言葉が「チャットって難しい・・・」だった。お姉さん方は その一言で全てを察したようで テンポを少し落としてくれた。 (といっても私の返事を待たなくなっただけとも言えるかも知れないが 少なくとも 変なやつという誤解は解けたようだった。) 「うちらは慣れてるから〜*^_^*」みたいに 顔文字もさすがだ。感心することしきりだった。その早さたるや! 顔文字やよく使う言い回しなんかは 辞書登録とかしてるんだろうけど それでも早い。会話の展開も早い。いいように言えば 前の会話に 全然縛られていない。 悪く言えば 会話のキャッチボールになってない。言いたいこと 思いついたことを 反射的にもう入力してる。という感じ。 私は「?」とか「^^」とか比較的入力が簡単な(というか最低ライン^^;)文字のみで 何とか会話を成立させていた。聞いてただけともいう(汗)。 そうこうしながら 立ち話も終わりに近づき さりげなく彼女らと別れた。それまで無意識のうちに緊張していたのか どぁ〜〜〜っと一気に疲れがでて すごいエネルギーを消耗していたことに気がついた。あぁ やっぱりチャットは難しい。 助けられて話しかけられて 嬉しくはあったけど 知らない人と 話すのは やっぱり大変だぁ。私にはむかん。 知り合い同士なら 気を使うこともないので 面白いだろうけど。そうして 私のネカマデビューは終わった。
ネットゲーム初心者なら
ネットゲームは たぶん初めてやると はまると思う。何とも言えない感覚がある。ただ 私のように 知らない人と話すのが苦手な人は 神経をすり減らすだけなので お友達や知人を誘って 一緒にやってみることをお薦めする。 2人以上のグループになっていると 他人は話しかけては来ないものだ。そのほうが 落ち着いてチャットできるし自分たちのペースで 楽しめる。ディルムンは 操作的には優しい方だと思う。でもRPGなどを やり慣れていない人には まだお薦めできない。 すぐに慣れるとは思うが 他人がいる分 迷惑をかけてしまうことも考えられる。そういう人は ネットゲームではない普通のRPGを やってみてからの方がいいだろう。RPGは人並みに遊んだ方でネットゲーム未経験の方には 確かに馴染みやすいだろう。 3D酔いする人でもカメラ視点を動かさなければ大丈夫だし 女性でアクションRPGが苦手という人でも 簡単操作なので大丈夫。 このゲーム慣れしてない3D酔いする私がいけたのだから たいていの人は大丈夫! とにかく ディルムンは幻想的な風景が見られるので それだけでも結構楽しかった。2週間以内なら 無料で何時間でも遊べる。 2週間を超えてプレイを続行するには課金が必要となる。課金はいくつか方法があるので ご自分にあったものをディルムンのサイトで確認いただきたい。 2004/07追記:ディルムンは今年8月末でサービスを終了するようです。
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